第7話 音声フォーマット(2)

おはよう。
そういえば昨日言ってた「サラウンド」は解決した?

まだなんですよ。
あっ、部長、昨日のお話の続き、いいですか?

ああ、サラウンドっていうのは立体的で臨場感のある音を再生するために考え出されたシステムで、5.1っていうのは音声のチャンネル数をあらわしていて、これらを6つのスピーカーで再生するんだ。7.1ならば8つのスピーカーを使うんだ。スピーカーの配置を簡単に説明するとこんな感じ。

因みに「0.1」は何かっていうと、SW(サブウーファー)の事で、他のスピーカーと違って低音域の出力だけを行なうから1ch全部の情報を使わないんで0.1とカウントするんだ。

結構大がかりなんですね。

DVDのサラウンドは、Dolby Digitalとdtsでしか出来なかったけど、BDではリニアPCMでも5.1とか7.1の音声を納められるんだ。それから、BDならではのフォーマットであるDTS-HD、DD+(ドルビーデジタルプラス)、Dolby TrueHDは、圧縮フォーマットでありながら、リニアPCMと同等の音質を実現できるというメリットがあるんだ。

へえぇ~!

ただし、これらを正しく再生するためには、さっき説明したスピーカーシステムだけでなく、アンプや対応したプレーヤーなども必要になる。少々コストはかかるけれども、サラウンドシステムで見るBlu-Rayコンテンツは臨場感たっぷりで、貸切ミニシアターといった満足感があるね。

部長の家ってもしかして、サラウンドなんですか?

もちろん。

今度のボーナスで買おう、サラウンド!